
私って仕事できないなぁ・・・。
看護師向いていないのかなぁ・・・。
こんなふうに悩んでいませんか?
看護師1年目では、環境が変わり常に緊張した状態です。また、新しく覚えることも多く、先輩から失敗を注意されたり、残業が多くなったりすることで自信がなくなりやすい時期です。
私も看護師1年目の頃はよく時間配分ができていない、勉強がなっていないなど注意され実際に先輩から「あなたは看護師に向いていないからやめた方がいい」と言われたこともあり「看護師向いていないのかな」とナースステーションの隅で泣くこともありました。
ここで少し私の紹介をさせてください。この記事を書く私は現役で内科病棟に務める看護師です。1年目で残業と人間関係に悩み、思い切って転職。現在は看護師7年目になります。残業なし、人間関係もまぁまぁ良好な環境で指導者をしながらゆるく働いています。
それでは本題に入っていきます。
- 1年目の看護師が仕事ができないと感じる12の理由
- 仕事ができない看護師を卒業するために
- 1.【勉強しても足りない】ーあれもこれも網羅的に勉強しない!
- 2.【何をしていいかわからない】ー周りを見よう!
- 3.【インシデントをしてしまった】ー誰しも経験している!次につなげよう!
- 4.【時間配分ができない】ースケジュール管理表で解決!
- 5.【定時に終わらない】ー1年目は仕方ない!定時に終われる努力をしよう!
- 6.【患者さんとのコミュニケーションが苦手】ー患者さんと1対1で話していることを意識しましょう!
- 7.【急変やステルベンにあたるのが怖い】-何年目になっても怖い!当たり前!
- 8.【ホウレンソウができない】ー迷ったら報告しましょう!
- 9.【同じことを何度聞いても覚えられない】ーメモだけで終わらせない!
- 10.【情報収集に時間がかかる】ー情報収集する内容を決めておこう!
- 11.【個別性や観察項目がわからない】ー〇〇さんには何が必要か?を常に意識!
- 12.【申し送りが苦手】ー申し送りの型を決めよう!
- まとめ
1年目の看護師が仕事ができないと感じる12の理由

1.勉強が「足りない」と言われてしまう
看護師1年目ではとにかく勉強することが山積みです。医療的な知識から看護技術、医療機器の使い方や患者さんとの関わり方など書き出したらキリがありません。最低限次の日の受け持ち患者の疾患や必要な看護技術について勉強していっても、実際にじゃあやってみましょうとなると全然何をすればいいのかわからなくなったり、先輩に突っ込まれて聞かれるとうまく答えられずに「勉強が足りていない」と言われてしまったり。看護師1年目では必ずと言っていいほど同じ悩みを抱えています。もれなく私もその一人でした。
2.何をしていいかわからない
看護師1年目でできることはまだ少ないため、何をしていいかわからない時間が多々あると思います。自分が今何をするべきなのかわからずオロオロしてしまいます。なかなか「何をすればいいですか」と忙しそうな先輩に声をかけるのも勇気がいりますし、「仕事を自分で見つけることができない」ことに自信がなくなります。
3.インシデントをしてしまった
初めてのインシデントはかなりショックを受けますよね。実際に、インシデントをしてしまったことで自信が無くなったり、看護師に向いていないと感じる人は多いです。私自信、看護師1年目でCV包交の際にCVルートを切断してしまったことがありインシデントレポートを書いた経験があります。患者さんにはとても申し訳なかったですし、何よりとても怖くて今でも忘れないくらいショックでした。
4.時間配分ができない
看護師は常に時間を見ながら仕事を進めないと到底時間内に終わりません。しかし、看護師1年目では採血ひとつとっても人より時間がかかりますし、次に何をするかを常に考え、スケジュールどおりにテキパキと仕事をこなしていくことは難しいと思います。また、自立になっていない看護技術は先輩に見てもらわないとできないため、先輩が忙しいと思い通りに仕事が進まないこともあります。私自身ラウンドが遅く、「時間内に申し送りができない」といった悩みを抱えていまいした。
5.定時に終わらない
④でも書いたように、看護師1年目はスケジュール通りに1日をこなすのは難しく時間がかかってしまいがちです。看護記録も最初は時間がかかるので、どうしても残業が多くなります。私も看護記録はほぼ残業しながら書いていました。また、プリセプターとの看護記録のチェックや1日の反省、明日の受け持ち患者の情報収集などもあるため毎日1〜2時間近くは残業していました。
6.患者さんとのコミュニケーションが苦手
自分に自信がないため、声が小さくなったり何を話していいかわからなくてさらに自信がなくなってしまいます。また、患者さんのキャラも色々なので、「新人は勘弁してくれ」なんて言う人もいたり、怒りっぽい人や口調がきつい人なんかもいたりしますよね。患者さんとのコミュニケーションは看護師にとっては必須スキルなので、ここができないと「看護師に向いていないかも」と思ってしまいがちです。
7.急変やステルベンに当たるのが怖い
看護師1年目で急変リスクの高い患者や重症患者は最初はあまり受け持ちしませんが、半年も経つと受け持ちにつくこともあります。急変が起きたら何をすればいいのか頭でわかっていても慣れていないと実際に急変の状況ではなかなか行動に移せないこともあり、自信の喪失に繋がりやすいです。
8.ホウレンソウができない
看護師1年目ではまだ何をどこまで「ホウレンソウ」すればいいのかの判断がつきません。フォローの先輩やプリセプターがつくと思いますが、何をどこまで報告すればいいのか迷いがちです。相談しようにも「そんなこと自分で考えて」を言われてしまいそうでなかなか声をかけにくかったり、わざわざ言う必要もないと思っていても先輩から「ホウレンソウがない」なんて言われてしまうこともあります。私も先輩に報告なく患者さんに軟膏を塗ってしまい「報告がない、あり得ない」と言われてしまったことがあり反省しました。
9.同じことを何度聞いても覚えられない
とにかく覚えることが多いので何度同じことを聞いても覚えるのが難しいと悩む方は多いです。メモをとってもすぐにでてこなかったり、流石に忘れないだろうと思ってメモしなかったことをやっぱり忘れてしまったり。私もカルテの使い方や物品の位置が覚えられなかったりして悩みました。
10.情報収集に時間がかかる
1日の終わりに次の受け持ち患者の情報収集をすると思います。看護師1年目のうちは必要な情報とそうでない情報の区別がつきにくく何でもかんでも情報をとってしまい時間がかかってしまいます。私も情報収集に時間がかかりいつも残業になってしまっていました。また、朝の情報収集も人一倍時間がかかってしまうので40分前には出勤して情報収集していました。
11.個別性や観察項目がわからない
朝の行動計画発表の際に観察項目もプリセプターに確認してもらうと思いますが、「個別性は?これだけ?」と言われてしまったことはありませんか?観察項目がしっかりわかっていないと患者さんの観察ができませんし、記録もできませんよね。一生懸命自宅で勉強して観察項目を挙げてきても突っ込まれてしまうと自信を無くしてしまいます。私も「個別性」を考えることが苦手で、「今日は受け持ちしなくていいです」と言われてしまった苦い思い出があります。
12.申し送りが苦手
看護師1年目では順序立てて報告をすることに慣れていないので申し送りや報告に苦手意識を持っている人は多いです。特に、先輩への申し送りは緊張感もありますよね。私自身、申し送りの方法を教えてもらうわけでもなく、基本的に先輩たちの申し送りを見て学ぶスタイルだったので自分の申し送りが合っているのか不安でした。
仕事ができない看護師を卒業するために

ではここからは「仕事ができないと感じる理由」について一つずつ解決策を考えていきます。
1.【勉強しても足りない】ーあれもこれも網羅的に勉強しない!
看護師1年目は勉強することが多いので一気に何でもかんでも勉強することは不可能ですし、先輩も全部勉強してきてとは思っていません。
その日に必要な最低限知識・技術だけを勉強していくことが最優先です。意識することは「自分が困らないように」勉強することです。例えば次の日の受け持ち患者が「肺炎」の患者だったとします。肺炎について病態や症状・治療などについて勉強していくと思いますが、細かい診断方法やレントゲンの見方などは省いていいです。もちろん勉強することは大切ですし、中にはそこまでの勉強を求めてくる意地悪な指導者もいるかもしれませんが、私は次の日自分が働く上で「最低限自分が困らない」勉強をしていけばいいと思っています。勉強が必要な項目かそうでないかは日々自分が働いて指導者に何を聞かれたかなどを思い出せばわかってくるはずです。最初のうちは「先輩対策」になりがちですが、こればっかりはどの病院でもあるので仕方ないかなとも思います。
2.【何をしていいかわからない】ー周りを見よう!
自分の仕事がひと段落し、何をしていいかわからない時間にはまず周りが何をしているかよく観察しましょう。誰かが入院をとっていたり受け持ち患者の検査などが重なって忙しそう先輩がいれば何か自分に手伝えることはありませんか?と声をかけてみましょう。看護師1年目でできることは少ないですが、周りをしっかりみていることをアピールすることも大切です。全体的に落ち着いているなら、明日の受け持ち患者の情報を収集したりその日わからなかったことなどを参考書で調べたり、時間の使い方を工夫しましょう。その際はプリセプターやリーダーにも「何か手伝えることはないか」確認してからにしましょう。
3.【インシデントをしてしまった】ー誰しも経験している!次につなげよう!
インデントを全くしたことがない看護師はおそらくいません。内容はそれぞれですが、誰しも経験することです。思いっきりショックを受けて後悔して反省したことは忘れません。もし次に同じ状況になった場合には誰よりも細心の注意を払うことができます。私もCVルートを切断してしまったあの日からCV包交では絶対にハサミは使いませんし、誰よりも注意深く行っている自信があります。
4.【時間配分ができない】ースケジュール管理表で解決!
時間配分ができない看護師は「午前中に〇〇をしよう」「一日のどこかで〇〇しよう」という曖昧な予定を立てている人が多いです。ベテランになればそれでも問題ないと思いますが看護師1年目では何をするにも人より時間がかかるのでしっかりとしたスケジュール管理が重要です。
時間の決まっている患者のスケジュール(検査、オペ、IC、退院など)をベースに、自分が何時に何をすればいいのか明確にメモに書きましょう。スケジュールを立てると自分の空き時間もわかるため、記録を書くのに使ったり、情報収集に使える時間が明確になります。スケジュールを明確にしておくことで自分の1日の動きが把握できるため当日に慌てることもなくなります。もし自分のスケジュールが不安な場合には指導者にみてもらい、アドバイスをもらいましょう。
私は最初、患者ごとのワークシートにそれぞれ「○時に□□(予定)」といったメモを書いていましたがワークシートを見ないと気づけず結局忘れてしまうので、別紙に受け持ち患者全員分の予定を一覧にして一目で予定がわかるように工夫していました。私のスケジュール管理の方法について解説している記事もありますので興味があれば読んでみてください。【看護師1年目向け】現役看護師が教える「時間管理」のコツ
5.【定時に終わらない】ー1年目は仕方ない!定時に終われる努力をしよう!
看護師1年目では正直定時に帰れるのは本当稀だと思います。スケジュールを立てても最初のうちはピッタリスケジュール通りに動くことは難しいですし、できたとしても先輩との振り返りや明日の情報収集などもあるので毎日定時に帰るのは難しいと思います。1日のスケジュールの合間でうまく記録をちょこちょこ書けるようになってくると仕事が早くなります。自立の看護技術も増えてきて空き時間もうまく使えるようになってくると自然と早く帰れるようになるので1年目のうちは技術習得に力を入れるのが仕事を早くする一番の方法です。もし自分の仕事が時間内に終わっても、先輩たちがまだ仕事をしている場合には職場でうまく立ち回るためにも必ず何か手伝えることはないか確認しましょう。
6.【患者さんとのコミュニケーションが苦手】ー患者さんと1対1で話していることを意識しましょう!
患者さんとのコミュニケーションについては正直必ずと言っていいほど慣れるものなので問題ありません。とはいえやはり慣れるまでが大変だし、うまく話せず自信を無くしてしまうという方もいると思います。そういう方は患者さんと2人で話していることを意識してください。声が小さくなってしまうのは環境や先輩に萎縮してしまっているからです。患者さんと1対1で話そうと思えば相手に聞こえるように自然に大きな声になりますよね。看護師は常に周りに気を配る職業ですが、周りを気にしないスキルも時には大切です。私も入職時は声が小さく先輩に注意されていましたが、今では病棟の誰よりも声が大きいと言われます。(笑)
7.【急変やステルベンにあたるのが怖い】-何年目になっても怖い!当たり前!
看護師何年目になっても急変やステルベンにあたるのは怖いし嫌です。当たり前なので気にしすぎなくていいし、急変やステルベンが怖いから看護師に向いていないなんてことはありません。
急変時の対応は経験が必要なところなので1回1回の経験を大切にしてください。
もし急変やステルベンに当たった場合に自分はどう動いたらいいのかしっかり勉強して落ち着いた対応ができるように準備をしておきましょう。また、そうした状況で先輩たちがどのように動いているのかもとても勉強になるので観察するようにしましょう。
8.【ホウレンソウができない】ー迷ったら報告しましょう!
看護師1年目ではホウレンソウが1番求められるところですが、なかなかできない人が多いです。
その理由は、「何をどこまでホウレンソウすれば良いのか」がわかっていないからです。些細なことでも気になったことは必ず報告する癖をつけましょう。いちいち報告しすぎかな?くらいで丁度いいです。フォローがついている間は患者さんの部屋に行く時も「⬜︎⬜︎をしに、◯◯号室に行ってきます。」と逐一自分の行動を報告しましょう。新人がどこで何しているかわからない=ホウレンソウがないことになってしまいます。
9.【同じことを何度聞いても覚えられない】ーメモだけで終わらせない!
まずは当たり前ですが、メモをとりましょう。私ももちろんメモをとるよう心がけていました。しかし、ここは流石に忘れないだろうと勝手に思ってメモをとらないこともあり、やっぱり忘れるんですよね(笑)
しかし、この悩みを抱えている方はちゃんとメモをとっている方だと思います。そういった方は、メモをとっても結局どこが大切なのかわからずにひたすらメモをとっているので、どこに何が書いてあるかわからなくなっていることが多いです。
これは、記憶が新鮮なその日のうちにメモを必ず見直して整理することで改善できます。その日のうちに整理することで復習にもなります。さらに、どこに何が書いてあるかわかりやすくしておくことでメモを最大限に活用できるようになり、同じことを何回も聞いてしまうという悩みもなくなります。私は色んなページにメモを書いてしまってわかりにくかったり、まとめても追加が出てきて書ききれないことがあったので、ポケットサイズのルーズリーフを使用していつでもページが追加できるようにしていました。
10.【情報収集に時間がかかる】ー情報収集する内容を決めておこう!
情報収集はなんとなくやっている人が多いのですが、大事な情報はだいたい決まっています。
情報収集する際は必ずこの情報を拾おう、という自分の中の「情報収集の型」を決めてしまうことが最善の解決策です。特に看護師1年目は次の日の受け持ち患者の情報収集で残業になってしまうことも多いので、この方法で情報収集にかかる時間も短縮できます。
情報収集の型についてはこちらのページで詳しく解説していますので参考にしてください。【具体例あり】看護師1年目向け!効率の良い情報収集の方法
11.【個別性や観察項目がわからない】ー〇〇さんには何が必要か?を常に意識!
観察項目は参考書やインターネットでも見れば大枠は捉えられる思います。しかし、皆さんが悩むのは「個別性」の部分ですよね。看護学生でも勉強しますが、いまいち実践になると受け持ち患者さんに当てはめて考えるのが難しかったりします。「個別性」とは一言で言うと「〇〇さんには何が必要かな?」という思考を常に持つことです。「個別性」とは単にその人の趣味嗜好ではありません。「個別性」の考え方についてはこちらのページで具体例を挙げてくわしく解説していますので気になる方は読んでみてください。【具体例あり】個別性のある観察項目【看護師1年目、看護学生向け】
12.【申し送りが苦手】ー申し送りの型を決めよう!
何も準備しないで申し送りをしようとすると100%まとまらずに分かりづらい文章になるので、1年目のうちは絶対申し送りの準備をしてください。
私も看護師1年目の間は必ずカンペをつくっていました。とはいえ「そもそも文章をうまくまとめられないんだからカンペなんて作れないよ」という方もいると思います。そんな方向けに「申し送りの型」について詳しく解説している記事もあるので気になる方は参考にしてください。【すぐ出来る!】看護師1年目向け申し送りの方法!これに慣れればカンペを作らずとも順序立てて申し送りできるようになります。
まとめ

いかがでしたか?
看護師1年目は、環境にも慣れてないので「仕事ができない」と感じる場面が多々あると思います。しかし、解決策は必ずあります。今回紹介したのはほんの一部に過ぎませんが、全て私自身看護師1年目で経験してきたことです。この記事を読んで少しでも共感し、皆さんの心が軽くなれば嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



